税金会計の九保-相続税・ローン

不動産担保ローンのデメリット

不動産担保ローン

不動産担保ローンは、その名の通り、不動産を担保にしてお金を借りることです。お金を借りるには「信用」が必要ですが、不動産担保ローンでは所有している不動産の価値が信用となるのです。不動産の担保価値を評価し、これに見合った額内で融資をうけることができます。貸す側も返済ができなくなった場合は、不動産を売却することによって債権を回収しやすいです。そのため審査もそんなに厳しくなく、無担保ローンと比べると低金利であることがあります。また借りられる限度額が高いというのも、このローンのメリットとなります。

しかしメリットばかりではなく、デメリットもあります。不動産を担保にお金を借りるということは、その不動産には抵当権もしくは根抵当権の設定登記がなされます。そしてもしも借金を返済することができないということになれば、担保にした不動産は売却され、売却代金のなかから借金を回収されるということになります。つまり担保にした不動産は失われるということです。

担保にしていた不動産が没収されて終わりではありません。もし不動産を売却してもその価値が低下していて返済できない場合は、その残金の不足分については別に返済する必要もでてくるのです。